「物事を順序立てて考えられない人」「仕事の段取りが出来ない」
「‟何が言いたいのかわからない”と言われる」etc…
そんなあなたにこそ読んでもらいたい内容です!
「ロジカルシンキング」や「論理的に考えると…」など、そんな言葉を耳にする人もいるのではないでしょうか?
中には理屈じみていることが苦手であったり、物事を順序立てて考えることに難しさを感じている人もいるかもしれません。また、今までに「何が言いたいのかわからない」「で、結論は?」など心ない言葉をかけられた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そんな人こそロジカルシンキングを身につけることをおすすめしています!
ロジカルシンキングを身につけると、物事の段取りができるようになり、仕事や家事の効率が上がったり、誰にでも伝わる話し方ができるようになったりするなど、役立つことばかりなのです!
今回はそんなロジカルシンキングの内容と実際にどう活かすかを簡単にご紹介していきます。
目次
1. ロジカルシンキングとは?
そもそもロジカルシンキングとは
ロジカルシンキング(論理的思考)とは一言でいうと
物事を順序立てて体系的に考える考え方をいいます。
もっと簡単に書くと
「〇〇だから××」という考え方です!
例えば・・・
「お腹が空いたからご飯を食べる」「昨日あまり寝てないから寝る」
という風に、この〇〇には理由(原因)が入り××には結論(結果)が入ります。
このように物事に「理由(原因)と 結論(結果)」がある状態、つまり論理性を見出し、それを客観的に整理して考えることがロジカルシンキング(論理的思考)といいます。
論理(論理性)の必要性
では逆に「理由(原因)と 結論(結果)」のどちらかが欠けていたらどうなるのでしょうか?
例えば理由(原因)だけだと
「お腹が空いた」「昨日寝てない」
という風に聞いている人は、そう言った人が何をするのか、何をして欲しいのかがわかりにくくなります。
逆に結論(結果)だけだと
「食べる」「寝る」
という風に行動はわかりますが、そう発言した人が何を思っているか、何を考えているのかがわかりにくくなります。
これは実は仕事場でもよく起こっていることです。
あなたが会社で部下をもった場合、部下があなたに対し
- ①「ここの箇所がわからないので、、、」
- ②「ここの箇所がわからないので、少し教えていただけませんか?」
- ③「少し教えていただけませんか?」
それぞれ上のように尋ねてきた場合、どの尋ね方をされると相手の状況がわかりそうですか?
大抵の場合、③と答える方が多いのではないでしょうか?
人に指摘をしたり、批判をする場合などは尚更です。
「ダメだ!!全然できてない!」
と言われた場合と
「作成してくれた書類は誤字があり取引先には渡せない状態だから、できてないところを直
してくれませんか?」
と言われた場合では、感じることも全然違いますよね。
このように「理由(原因)+ 結論(結果)」の形にすると、状況をわかりやすく伝えられるかと思います。
また、結論(結果)と理由(原因)がかけ離れていると筋道がたっていなかったり、論理的でなくなったりします。
例えば・・・
「お腹が空いたから寝る」
上記のように結論に理由が結びついていなければ、論理的とは言えません。
しかしこれを
「お腹が空いたが食べ物が何一つなく、何も作る気にも買いにいく気にもなれないから、とりあえず寝る」
上記のようにすればいかがでしょうか?
理由が結論に結びついているので意味が伝わるかと思います。
このように「理由(原因)+ 結論(結果)」の状態でも、その結論(結果)にあると論理的であると言えます。
論理的な話し方のコツとしては理由はできるだけ具体的にし、結論はできるだけ簡潔明瞭にすることでさらにわかりやすい表現となりますのでぜひ意識してみてください。
そして論理的であれば、話が伝わりやすかったり物事の理由や原因がわかりやすくなります。
理由から結論を組み立てるだけでなく、結論や結果を見て、その理由や原因を分析したり、どのような要素で物事が成り立って分解して考えることも、ロジカルシンキングになりますので、ぜひご活用ください。
2. ロジカルシンキングを生活に活かす
ロジカルシンキングを活用することのメリット
さて、ここまでロジカルシンキングを紹介しましたが、それを身につけることで一体どんなメリットがあるのでしょうか?
その効果はざっと挙げるだけで下記のようなものがあります。
- 伝える力が上がる
- 物事を分解して考えれるようになる
- 問題解決能力が上がる
- 物事を俯瞰して見れるようになる
- 作業効率や生産性が上がる
etc…
もちろん上記以外にもメリットはありますが、前項のような伝え方はもちろん、物事の捉え方も、より広く、より俯瞰して捉えることができます。
そして、このメリットに共通する点はどれも感情に支配されていない状態であるという点です。
ロジカルに考えることで、余計な心配や不安を感じる必要はなく、現実を冷静に捉えることができるのです。
例えば・・・
感情に支配されてしまっている場合
ロジカルシンキングを活用した場合
この2つでは大きく違いますよね。
上記は少し極端な例ですが、ロジカルシンキングを活用すると、思考が深くかつ客観的に物事を見れるようになり、余計なストレスをため込まずに自分が本当に必要なものや必要なことに気付きやすくなります。
これはビジネスシーンではもちろん、日常の些細な問題に対しても活かせることです。
何かストレスになるようなことが起きても、感情的になって「自分はダメだ」「相手が悪い」と思ってしまうだけでは、ストレスが更に大きくなる可能性があります。
反対に、冷静になって「なぜそれが起こったか」「どのようにすればもっと良くなるか」と考えると、必要以上に自分を苦しめることもなくなります。
したがって、自分をストレスから守るためにもロジカルシンキングを活用することはおすすめです。
ロジカルシンキング実践のコツ
ここまで、ロジカルシンキングの内容やロジカルシンキングを活用することのメリットをご紹介してきました。
しかし、いきなり自分一人で考えるのは難しかったり、だいたいの理解は出来てもどこから手をつけたらいいかわからない方もいるのではないでしょうか?
そんな時におすすめの方法が紙に書き出して考えるという方法です。
「ただ書くだけ?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、書き出すということは「周りの出来事やふわっとした自分の気持ちを言葉にする。」ということです。
そして、それを行うことで人の頭はどんどん整理されていきます。
つまりただ書き出すだけでも思考が整理され、順序立てて物事を考えられるようになったり、結論が出せないことにパッと結論が出せるようになったりするのです。
また実際に書き出す際には下の2つを心掛けてみてください
①物事の成り立ちをできるだけ細かく分解して書いてみる
②「なぜ?」を繰り返して書いてみる
これら2つを意識すると、より広くより深い思考をすることが出来ます。
もちろん文章にならなくても、下記の「①の例」、「②の例」のような単語の箇条書きや図にして書いてみるのも一つの方法ですので、是非試してみてください。
①の例:「カレーをつくるには」
②の例:「なぜか忘れ物をしてしまう」
特に①は物事を整理する際、②は物事の理由や原因を考える際におすすめです。
また②の「なぜ」を繰り返して分析する方法は、ある程度まで考えることができると「じゃあどうすればいいか?」と対策を考えることで、より良い方向に物事が進んでいくかと思います。
この他にも、ロジックツリーといった樹形図を書いて考える方法や、ピラミッドストラクチャーといったピラミッドの図に当てはめて考える方法など、ロジカルシンキングがしやすくなる方法はたくさんあるので、もし気になった方は調べてみてくださいね。
3. おわりに 「ロジカルシンキングは生活に役立つ」
いかがだったでしょうか?
何かと難しいイメージをもたれがちなロジカルシンキングですが、コミュニケーションが円滑になったりストレス予防にも繋がるのでおすすめです!
もちろんはぐみワークスでも面談を通して頭の中を整理するお手伝いや、講座のなかでロジカルシンキングを活用する練習をさせていただいております。
実際に利用者の方で「作業の段取りができるようになって効率が上がった」「順序立てて物事を考えられるようになり今までぐちゃぐちゃだった頭の中の整理ができるようになった。」と、嬉しい声もいただいております。
支援員全員、利用者様に寄り添ってサポートを行っておりますので気になる方はぜひお問い合わせください!
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2021-07-09